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Channel: 夫の介護日記
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その後~義母のこと

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1年以上更新していないのに、時々覗きに来て下さってる方、ご心配おかけして申し訳なかったです。
元気にやっています。

あれから激動の1年になってしまいました。
気まぐれ更新になると思いますが、少し書いてみます。

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その後、義母の認知症はゆるゆると進み、見えない人が見えるのか、顔が分からないのか・・・
私以外に同居人がいると信じ込んでいました。
「私一人しかいない」と言うと「なんでそんな嘘言うんや?!
毎日ここでご飯作ったりお茶碗洗ったりしてる人おるやろ!?」と。

しっかりしている面もあるので、いわゆる「まだらぼけ」状態。
時間の感覚がずれているところや、物忘れが激しいところは年相応だったかもしれませんが。

夫の相続に関しても、法律の通りに私が3分の2、義母に3分の1としたのに、
「全部とった」「親父が死んだのに○○ちゃん(義姉のこと。正しくは姉弟なのに、
義姉を亡くなった夫の娘だと思い込んでいる)にはなにもない」と言ってみたり、
「○○ちゃんに全部お金吸い取られた。ねねこさんもなんでお金貸したんや?!」と
今度はちゃんと自分の娘だと認識した上で義姉のことをこぼしてみたり、
それを近所の人や親戚に愚痴っていた様子。
毎日言うことがコロコロ変わるのも高齢故に仕方ないのないことだったかもしれません。

ある時、心療内科の主治医が、義母がまったく介護サービスを受けようとしないのを見て
「週に1回くらい、デイサービス受けてみたらどうですか?」と提案。
「楽しいですよ。その日はお嫁さんも用事をこなしたり出来るしね」と、
ただそれだけの普通の提案だったのに、
「ねねこさんが頼んだんだろ?!そんなに私が邪魔なのか!」
「○○先生も、私を老人ホームに紹介したら紹介料がもらえるんだよ!ニタニタ笑ってた!」と激怒。
その後も2日ほど、ほとんど口も聞かないくらいツンツンしていたと思ったら、
突然「出て行ってほしい。○○ちゃん(娘)に来てもらって一緒に住む!」と言い渡されました。

実は、これまで親戚や友人知人からは、「なぜお義姉さんがお義母さんの面倒をみないんだ?
貸したお金は返さないし、良いように利用されてるだけだよ!
お義母さんもわがままだし、もう旦那さん亡くなったんだからお義姉さんにまかせて家を出なさい!
これからは自分の人生を大切に生きていかないと!」
とさんざん言われていました。

それでも、私は嫁としての意地もあるし、いつかは状況が変わるのだからと思って
特に行動を起こすこともなく過ごしていたのです。
でも義母のその一言で私の心は婚家から離れてしまいました。

「今度こそ家を出よう・・・」

義姉に伝えると、色々言われました。
そして1週間もすると義母は「あれは撤回します~♪
私はねねこさんが好きだから一緒に住みます~♪」とあっけらかんと言ってくれる始末。
今まで何度もゴタゴタはありましたけど、もう気持ちは戻りません。今度ばかりは。

ところが・・・

それから1ヶ月半程経って、義母は急に亡くなってしまいました。

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